歯周病は万病のもと
歯周病は一言でいうと歯を支える歯茎や骨が壊されていく病気です。20歳頃から歯周病にかかるリスクが上がり、40歳以上の80%が歯周病にかかっています。
また、歯周病は歯を失う原因の第一位です。
このように私たちの身近に潜んでいる歯周病ですが、実は口の中だけで悪さを働くのではありません。
歯周病菌をはじめとする口腔内細菌が血液を介して全身に作用し、様々な全身疾患にかかる危険性や悪化させる危険性を高めます。
妊婦さんへの影響もあります。
歯周病の方は低体重児出産・早産のリスクが7倍になります。
これはアルコール摂取(リスク3倍)よりも高い割合です。
また、新型コロナに感染すると、歯周病の方は死亡リスクが8.8倍、重症化リスクが3.5~4.6倍になります。
このように歯周病を治療・予防・メンテナンスすることは、お口の中だけでなく、全身の様々な病気に関係しますので、健康な生活を送るためにとても大切なことです。
2022年06月24日 10:40