歯列接触癖(TCH)知っていますか?
皆さんは、歯列接触癖(TCH)という言葉を聞いた事がありますか?
TCHとは、Tooth Contacting Habitの略で、上下の歯を持続的に接触させる癖のことです。
歯は接触していることが普通だと思われる方も多いかと思いますが、何もしていない状態では口を閉じていても上下の歯は約2〜3mm離れているのが正常なのです。
上下の歯が接触するのは会話時や食事の時で、トータル1日20分程度しか接触していません。
しかし、歯牙接触癖がある方は上下の歯の接触時間が長くなり、それにより顎の筋肉の緊張や疲労、顎関節に大きな負担を与えたり、歯の痛み、歯周病の悪化、被せ物の脱落、歯の亀裂、歯並びの悪化、全身の不定愁訴などのトラブルが起こります。
歯ぎしりや、食いしばりは、歯牙接触癖が長時間続く事によって引き起こされる症状です。
基本的には、精神的なストレスや緊張を感じている時に生じています。また、物事に集中している際にも無意識に上下の歯が接触してしまっているのです。
TCHを治すには自分で気づき、意識して治すしかありまん。よくいる場所にポストイットを貼ってみましょう。接触に気づいた時やポストイットを目にしたとき、ふっと肩の力を脱力させリラックしましょう。
2023年03月21日 14:47