親知らずは抜いた方がいいですか?
「親知らずは抜いた方がいいですか?」という質問をよく受けます。上の親知らずの抜歯は簡単なことが多いですが、下の親知らずは大変なことが多いです。
質問の答えは親知らずの生え方により変わります。
①親知らずを抜いたほうがいい場合
親知らずが虫歯になっている場合
親知らずが原因で手前の歯がむし歯になっている場合
親知らずの周りの歯茎が腫れて痛む場合
ほっぺたをよく咬む場合
歯列矯正をする場合
親知らずが斜めに生えている場合
②抜かなくてもいい場合
綺麗に上下の親知らずが咬み合っている場合
完全に骨に埋まっている場合
親知らずの抜歯は若い時にする方がおすすめです。
その理由としては若いと綺麗に骨が回復するということや治りが早いから(術後の腫れや痛みがないわけではないです)ということに加えて、手前の歯(第二大臼歯)を守るためということがあります。また特に女性の場合、妊娠という機会を迎える場合があります。妊娠中は親知らずの周りの歯茎に腫れや痛みが出やすく、腫れや痛みがあっても飲み薬に制限があったりするため、かなり苦しい時間を過ごすことになります。
抜歯したほうがいいかどうかは実際に見てないと判断できませんので、まずは一度診察にお越し下さい。